
ゲームの企画原案は様々な形で立案されます。社内のプロデューサーやディレクター、プランナー等の発案はもちろん、協力会社様やフリーのクリエーター様からの持ち込みも多いです。数多くの企画が社内で検討され「これはいける!」と判断された原案をもとにして、主にプロデューサーやディレクターがゲームの方向性を設計、プランナーが細かい仕様を模索していきます。あわせてプロモーション部門やプロダクツ部門とも協力し、アニメや映画・グッズ・イベントなど、さまざまな展開も視野に入れその作品を中心としたコンテンツの全体像を構想していきます。長くファンの皆さんに愛していただき、またビジネスとして成立するための仕組みを皆で考えていくのです。 こうしてコンテンツの全体像やゲームの内容が決まってくるにつれて、必要なイラストや音楽、シナリオなど様々な素材の発注が行われていきます。
LANTERN ROOMSでは特に【ハイクオリティな2Dイラストの制作】に力を入れていますので、その部分をピックアップしつつゲーム開発の流れを説明させていただきます。
イラストの全体像を決めるラフ構図では、オーダーされた内容に合わせて作画をしていきます。キャラクターの向きやポーズなど【全体の完成像を決める】重要な工程です。デザインされたキャラクターたちに躍動感をあたえる構図や、そのシーンをより魅力的に表現できる表情など、人物を中心に背景や小物などさまざまなジャンルの作画を行います。
ラフ構図で描かれたものをよりブラッシュアップしていく工程。キャラクターの骨格など全体のバランスを整えながら、強調すべき部分を目立たせたり、指先の表現や表情の機微など細かな部分を意識して【全体像をより明確に】していきます。清書する前段階の精度を上げる作業です。
ラフ画を清書し、下絵を完成段階まで持っていく工程。複数の線が重なりあった線画ラフを、【迷いのない主線】に描き起こしていきます。単に線をなぞればいいというものではなく、作品の世界観を考慮することはもちろん、キャラクターの機微を繊細に表現できるよう、立体感や質感、柔らかさ・硬さなどのニュアンスを汲み取りながら線を引いていくことが重要です。
イラスト制作における仕上げの作業です。基本的な彩色はもちろん、光や影などを意識して質感や空気感までも表現し、イラストの全体的な印象を創りあげていきます。 細部にまでクオリティを意識しながら、見ていただける方にプロとしての技術を感じていただける状態までブラッシュアップしていきます。 コンテンツの世界観に合わせて、数々のイラストに【仕上げて命を吹き込む】最終工程です。
※LANTERN ROOMSでは、よりハイクオリティなイラストを目指すべく、イラスト制作におけるすべての工程において専門のチーム制、ダブルチェック体制を徹底しています。
キャラクターのイラストや背景デザイン、音声・楽曲・効果音など、必要なすべての素材が集まったら試作品を制作。試作品が完成したら仕上がりの検証作業(デバッグ・テストプレイ)へ移ります。ゲームを構成する要素をありとあらゆる角度から検証。バグ(欠陥・不具合)を洗いだしていきます。改善点が見つかれば開発チームにフィードバック。修正・微調整を繰り返しながら作品のクオリティを高め、作品のリリースを目指します。
リリースしたらプロジェクト終了!……ではありません。リリース後はユーザー様の意見を確認し分析、プロジェクトメンバー間ですり合わせ次回作のための改善点に活かします。また近年は、リリース後にも機能やコンテンツの追加配信なども多いので、そのタイミングでも常に快適なゲームプレイ環境を維持するためのアフターフォローやサポートを続けていきます。