私の描く線、塗る色で、
多くのファンを魅了させたい。
将来はゲーム会社で乙女ゲームを作る!そう思ったのは中学3年生の時。絵を勉強する時間を増やすため、あえて全日制の高校へは進学せずに通信制を選択しました。それからはバイトをしながら絵のスキルを磨く日々。今の会社を知ったのは専門学校時代です。当時プレイしていた乙女ゲームのエンドロールに会社名があり、調べたところ求人を募集していたので即応募。見事、採用をつかみ取りました。もともと私はキャラクターデザインというよりは色彩志望。線のみで描かれていたものが、色を入れていくことで鮮やかになったり、影の関係で立体感が増したり、そういうのが好きだったので。ですから線画・彩色を担当するチームに配属と聞いた時には「やっとスタートラインに立てる」と思いました。現在はイラストの線画・彩色(仕上げ)を担当。ラフ画のイメージを崩さないよう線画を起こし、全体のバランスに気を配りながら色をつけていきます。最終的な仕上がりに直結する工程なので、誰が見てもカッコイイと感じてもらえるものに仕上げなければいけません。影のつけ方、しわの表現の仕方一つで印象がガラリと変わってしまいます。今でも日々苦戦していますが、携わった作品の公開後にネットで「あのキャラクターの表情がカッコイイ!」「顔が美しい!神すぎる!」などユーザーの喜びの声を目にすると、それまでの苦労が吹き飛び、次も頑張ろうとやる気をもらえます。